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アレルギー(花粉症)の治療と血液検査

アレルギー

花粉症治療といっても、個人差(人によって症状や症状の出る時期は様々で、同様に効く薬、眠気の出方等も差があります)があり、他科で治療しておられる病気や既往歴 年齢  妊娠の有無 服薬中の薬との飲み合わせを考慮して治療していくことが 重要であると考えます。
「鼻づまり」で受診される患者さんを例に挙げましても、ポリープ(鼻茸)ができつまっている 鼻の粘膜が腫れてつまっている 鼻汁や膿が溜まっていてつまっている 処方薬を指示通り服用しなかった、市販の点鼻薬の乱用等でつまっている 等 色々な原因でつまっている状態を診察し治療していきます。風邪のような一過性のものではなく、慢性的に症状がある、また特定の時期や場所に行くと発症するといった方はアレルギーによる症状である可能性もありますので、血液検査を受けることをお勧めします。
他院でアレルギー検査を受けられた方は診察前に結果を受付に提出していただくようお願いいたします。

治療について
治療していく上で 一般的な薬物療法(服薬)処置吸入療法(ネブライザー)以外にも血液検査にてアレルギーの原因を調べたり、患者さんの生活スタイルや症状に合わせ レーザー治療舌下免疫療法を組み合わせて生活水準(QOL)をなるべく落とさずに過ごせることを目指します。西洋医学だけではなかなか改善が難しいものについては病状に合わせて漢方を選択したり、患者さん1人1人に合わせて治療を組み合わせます。

血液検査について
当院で実施しているアレルギーの血液検査は
5㏄程採血し検査会社へ依頼する方法(結果がわかるまで4日程かかります。こちらは症状のある時期や疑わしい症状があった時期から検査する項目を選んだり、食物なども含んだ決まっている48種類のセット検査を選んだりすることが可能になります。)や 注射が苦手な方や静脈採血が困難なお子さんなどには注射器を使わない血液検査(こちらは指先からの採血でヤケヒョウヒダニ・猫・犬・ゴキブリ・スギ・カモガヤ・ブタクサ・ヨモギの8種類のアレルギーを調べます。)を実施しております。
費用は保険適応の診療であれば、窓口負担3割の方で検査代は4000円~5000円程になります。すこやかなどの公費も適用されます。(初・再診料、処方せん料、処置料、その他検査料 等は別途必要です。)

相談する症状もなく、治療もしないが、アレルギーの有無を知りたいので調べるということは保険診療ではなく健康診断の扱いになり、医師の判断によってはそのような場合の検査は自費での検査となることがありますのであらかじめご了承ください。

現在、新型コロナウイルス感染予防のため、大きな声をだしたり、泣いたり、暴れたり、じっとできない患者さんの補助をしながらの採血は行っておりません。
腕を出して動かずに採血できる方を対象におこなっております。感染防止のためご協力をお願いいたします。

48種類のセット検査
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注射器を使わない血液検査